~就活生のみなさんへ~

興和グループで活躍する
社員インタビュー

人の目より正確で、人の目にはできないことも実現。さまざまな産業の生産工程に採用されるレンズ、カメラ、ビジョンプロセッサー(画像処理ユニット)を販売。


光学事業部 ビジョンレンズ営業部    ビジョン営業課

部長/和彦

営業職を務める角和彦。15名のメンバーが所属する東日本営業部をまとめる部長として活躍しています。 販売するのは産業用のカメラやレンズ、ビジョンプロセッサ―(画像処理ユニット)。工場の製造ラインに導入される検査・計測工程や産業用のロボットにも多く使われるこの製品は、製造工程の自動化によるコスト削減と省人化を実現するとともに、人の目ではできないことを可能にし、品質の向上にも寄与しており、さらには産業用のロボット等を用いて、製造ラインや検査・計測工程の自動化プロセスそのものも提案しようとしています。 これら製品群やファクトリーオートメーション(FA)の市場の現在と未来の可能性、そして自身の仕事としてのやりがいについて語ってもらいました。

産業用レンズとカメラ、画像処理による製造ラインの自動化により 省人化によるコスト削減と品質の向上を実現する。

現在のお仕事の内容についてお聞かせください。

営業として産業用のレンズとカメラ、画像処理ユニットを扱っています。労働人口の減少や原材料のコストアップ問 題をクリアするために、各製造現場では製造ラインの自動化が進められています。製造現場では産業用ロボットも多 く導入されていますが、その際ロボットが製品を認識したり、状態を把握したり、検査したりするために「目」が必 要になってきますが、このロボットの「目」にあたるものが我々の扱っているレンズとカメラであり、「脳」にあた るものが画像処理ユニットです。私はその営業担当をしています。

その製品はどのようなところで活用されているのでしょうか?

例えば興和グループの中核企業である興和株式会社には医薬品の部門がありますが、そこの製薬工場でも導入を推し進めています。また、食品や化粧品などを含めた、いわゆる三品市場(医薬品・食品・化粧品)全般にも広がっています。最も導入実績が多いのは半導体業界、ついで自動車業界ですが、こうした人の手を使わずロボットによって製造ラインを自動化する動きは、現在大変顕著になってきています。製造業であればどこでも活用いただけるものなので、営業先としては製造業全般が対象になります。

製造工程のどこに使われるかといえば、製造ラインの検査工程が多く、例えば製品に傷などの欠陥がないか、必要な部品が正しく組付けられているか、などをカメラで認識して不良品の流出を防ぎます。また、製品についているバーコードを読み取って、正しいものがライン上に流れているかを判断したり、パッケージに必要なものがすべて収納されているか、パッケージがきちんと包装されているかなどを確認することもでき、今後、より多くの製造工程に導入されていくことは間違いありません。人の目はいろいろなビジュアル情報を得られる素晴らしいものですが、反面、集中力の低下や体調の変化など、さまざまな条件によって判断ミスをします。見えているのに見えていないと思ってしまうことさえあるのです。それをこうしたレンズやカメラを通して見える化することで、ミスのない正確な判断を機械で行うことができ、品質を向上、安定させることができるわけです。

人の目ではできなかった検査もできるようなるとお聞きしましたが。

はい。人の目で判断できるのは一般的に50ミクロンくらいまでと言われていますが、当社製品では数ミクロンほどの対象まで撮像することができます。特に半導体分野では、より小さな対象を検査、計測することが多いのでカメラによる撮像が必要となります。例えば、撮像倍率を決めるレンズのラインナップは、広い視野で撮像したい、拡大して撮像したいなどさまざまな用途に応えられるよう、標準ラインナップで100種類以上を揃えています。その中からお客様の用途に合ったものを提案していくのも現在の私の仕事です。

ロボットによる自動化が進む中で、人がやることも変化していくのですね。

今後、労働人口が減っていくのは間違いありませんから、製造工程のロボット導入は大きな課題です。単純作業はすべてロボットによる自動化が進められ、人はもっと高度で生産性が高いことをする時代になっていくと思います。そんな時代を見越し、よりよい製品を今後も提供していきたいですね。

仕事のモチベーションは、お客様に喜んでもらえること。
自分のアイディアが製品化につながることも。

仕事のやりがいとモチベーションの高め方で工夫していることはありますか。

私は商品企画ではないのですが、お客様の声を聞く中で、いくつか思いついたアイディアや企画を開発部門や企画部門にフィードバックしています。それが現実に商品化されて、展示会などでお客様から「この製品は、すごくいいね」と評価をいただいたり、また私たちの製品を導入することでよい結果につながったという声をいただいたりしたときは、この仕事の大きなやりがいを感じます。

将来的に、さらに広げていきたいと考えていることはありますか。

当社製品はファクトリーオートメーション用として工場内で使用されることが多いですが、現在は工場内に留まらず、例えば産業用車両などの自動運転の分野でも、当社のレンズとカメラが使用されるようになってきています。周囲を見ながら危ないものがないか、対象物までの距離がどのくらいあるかなどを判断して走行します。今後は人間が操作しなくても、ロボットやドローンなど、さまざまなものが工場以外でも自動で動いていくようになるでしょう。そうしたとき、レーダーやセンサーと合わせて必ずレンズやカメラも必要になるため、まだまだ市場は奥が深いと考えています。ファクトリーオートメーションと呼ばれる工場の自動化システムはもちろん、さらに広い分野に対応したラインアップを拡充し、市場を広めていきたいですね。新しい市場を切り拓き、近い将来より身近なところで私たちの製品を役立てたいという想いが、今の仕事への最大のモチベーションとなっています。

今後の活躍も期待しています。頑張ってください。

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